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ねむいつらいかえりたい

サブカルおばさんがいろいろがんばるはなし

20代のうちに奨学金という借金を背負うことについて

どうしても奨学金の話を書きたかったので頑張って書きます。
私は大学4年間で、日本学生支援機構から435万円の第二種奨学金の貸与を受けました。
学業に専念するためだけに奨学金を使用したか、と言われれば全くそうではない私が、24歳で約400万円の借金を背負った恐怖と、その返済の難しさについて書くので、酒片手に馬鹿にしながら読んでください。

奨学金についての個人的な見解

最近、奨学金の返還不能の件ばかり取り沙汰されて、本来の奨学金の意義が見失われていると感じる。
給付型は別として、貸与型は借りること自体が悪だという風潮になっているけど、本当に必要とすべき人のためには常にオープンにされるべき制度であって、借りることに罪悪感を感じる必要は一切ない。
ただ、その先に返還が待っていることは常に頭に置いておかないと大変なことになる。親の言いなりにならないで、自分の頭と手と足でしっかり調べてその必要性を判断しないといけない。って、いくら中高校生の頃に言われても、いざ借金を自分の背後に背負わないとなんの実感もわかないと思う。
奨学金という言葉の聞こえの良さと、ほぼ誰でも貸与を受けることのできる制度のザルさにまず問題があるんだろう。

大学時代

知り合いのつてで超格安家賃ながらも一人暮らしをしていて、基本的に学業にかかる諸費用と生活費用は奨学金と短期バイトの賃金から捻出していた。長期バイトもしていたことはあるけど、なかなか精神が追いついておらずそれだけで賄うのは無理だったので奨学金には感謝している。
ただ、それ以外の趣味にも湯水のように使った(断言)正直、毎月10万円の不労所得(言い方が悪い)はガキ一人生きていくのには充分すぎる。アホな若者が金を持つと良いようにはなりません。
なので、将来のことを考えている頭のいい貸与生はちゃんと貯金し返済に充てるはずの残りのお金を、私は使い切った。
もう一度言います、使い切りました!!

そうしているうちにどうにかこうにか就職先が決まり、卒業前の奨学金返還説明会に出た私(そのころにはサルから進化し少し賢くなっていた)に突きつけられた返済額、450万。あ、むり。吉本新喜劇の借金取りでも400万超なんて額聞いたことない。笑い事じゃねえこれ。
ようやく現実の壁に向き合い、そのとき自分の背後に到底想像のできない額の借金を背負っていることに気づきました。
返済期間20年、完済する頃には44歳。
その頃、私が想像できる最大の未来はアラサーで、アラフォーになる自分は、生きてるのか死んでるのかすら想像できなかった。
先の見えない返済のことを考えると、マジで夜眠れなくなるものですね。あのとき、将来が心配で眠れないという状況に初めて陥った。
そのヤバさを慌てて親に伝えるも、やっぱり親も奨学金を借りることをあまり真剣に考えてなかったからヤバみが伝わらない。
実家に頼めば即返済できる額でもない。というかそれができたらまず借りていない。

卒業してから返済にあえぐ日々

卒業後就職して、返済は10月から始まった。職場にはもともと実家から通ってたんですが、通えるくせに電車通勤が身体的に無理すぎて徒歩圏内に一人暮らしを始めた。はい、ここがアホポイントその2。
家賃は約7万円(家賃補助ありながら)。これは誰に言わせても高かった。
初めて不動産屋で一人で部屋を借りたので、その相場や、仲介だと前金が高いと言うことも知らず、見た目だけで選んでしまった。
ただ、結果的に、金銭問題を除けばこの一人暮らしは自分の人生の中では最高に楽しかったので何事も経験だと思うようにしている。
残業がほぼないスーパーホワイト部署で、手取りは約17万円。ここから家賃、生活費、遊興費(社会人になりたてで浮かれて、また湯水のように使う)奨学金返済2万円、あれこれ給料少なくても意外といけるやん?
と思いきや、固定費が毎月引き落とされ続けるのはめちゃくちゃ痛いということにしばらくしてようやく気づいた。
たかが2万、されど2万。これを20年?無職になっても病気になっても?嘘やろ?
そうして社会人2年目になったとき、周囲の貯金額と自分の差にも慌てふためき、徹底的に効率と節約を意識する生活に切り替えました。
毎日弁当を作り、コンビニに行かない、ペットボトルを買わない、生活のあらゆる選択肢を減らすことで効率的に過ごす、究極的には外に出ない。
おそらく最近言われるミニマリスト的なものに近く、徐々に生活の楽しみを失い精神が荒廃しかけました。

実家に出戻り繰り上げ返済をしまくる



そして現在、職場が変わり実家にて親のスネをかじるファッキン節約生活を送りながらも、一人暮らしではできなかった繰り上げ返済をしまくっています。このまま年内に全額返済予定。いや、必ずする。
元金425万→2013年10月から毎月約2万返済→2016年約150万繰り上げ返済→2017年4月現在で約150万繰り上げ返済→残り今年の夏冬のボーナスで約80万繰り上げ返済予定。
(ちなみに家計簿アプリはマネーフォワードを有料で使っている)

ババア自分語り長過ぎた。以下皆さんに伝えたい要点。

まとめ

  1. 利息がかからない学生のうちに、途中からでも使わなかった分を繰り上げ返済してください(遺言)
  2. 本当に必要な奨学金は借りることに負い目を感じない。
  3. 無職や病気になって返すことができなくなれば、猶予の仕組みもある。即座に破産するわけではない。
  4. 社会人になって、住宅補助が出ない場合など、自己負担が高い一人暮らしはなるべく避ける。
  5. 生活固定費はできるだけ削減し続ける。(サービスの解約、クレカの解約、格安スマホ、車は持たない)
  6. ⑥思いつめないでください。

奨学金で夢を掴んだ人も、勉強を頑張った人も、私のようにクソすぎる怠惰な生活を送った人も、とにかく自分のペースで返済生活頑張っていきましょう。
私達の選択は、間違っていなかったと信じるしかないんだ。